早慶高校に絶対に入りたいと思っている方、保護者の方は必見です! 私の体験から早慶高校受験に強い塾を選んでみました。自信を持っておすすめできる塾です。
私と私の弟は高校受験で早慶高校全勝、長男は早大学院合格しました。私が慶應義塾大学時代に家庭教師で教えていた生徒も早大学院を合格しました。私も含めて合格した4人とも小学校時代は進学塾にも通わず普通の家庭の普通の子でした。本格的に受験勉強し始めたのは中学生になってからです。

早慶高校には、訓練をしっかりすることで普通の家庭の普通の子でも合格できます。早慶高校の受験対策の中心となるのが塾です。この記事では、私が厳選した「早慶高校受験に強い塾」と選考理由について自らの体験をもとに書いています。ぜひ塾選びの参考にしてください。
厳選・早慶高校受験に強い塾
私が選んだ「早慶高校受験に強い塾」ランキングです。
[1位] 塚本数学クラブ
[2位] 早稲田アカデミー

1位:塚本数学クラブ
私がおすすめする塾1位は「塚本数学クラブ」という東京都大田区にある名門校専門・高校入試の進学塾です。
早慶高校受験に強い塾に選んだ理由
●早慶以上の高校への驚愕の合格率
早慶高校受験に強い塾に選んだ理由は、ホームページを見ればすぐにわかります。ホームページには、次のようなキャッチフレーズが並んでいます。
- 全生徒の7割以上が早慶以上に受かる塾
- 早慶以上の学校の合格率が全国1番
- 全国模試で数学1番
- 勉強させる塾1番
- 全生徒中における早慶高校以上の合格率82.4%(10年間平均)
◆早慶以上の高校に合格したいなら◆
早慶に強い「塚本数学クラブ」がおすすめ!

「塚本数学クラブ」は学年で20名位の普通の生徒の80%以上が早慶以上のレベルの高校に受かり、駿台模試などの全国公開模試でも上位になるまで育ちます。
大手の塾では学年の全生徒の5%か6%が難関校に受かるだけです。ひとつの学年の全生徒5,000人のうち200人が受かったとか、1,500人の生徒のうち200人が受かったという程度の実績です。この塾の合格率を見れば、凄さが一目瞭然ですね。
●「塚本数学クラブ」の塾長がすごい
「塚本数学クラブ」の塾長はTAP進学教室(現在のSAPIXの前身)、代々木ゼミナール、東進ハイスクールで講師を長年務められ、早慶に2,000名、開成、武蔵に200名余の合格者を出しているという半端ない実績を挙げている先生です。

実は私は、「塚本数学クラブ」の塾長がTAP進学教室の数学の講師だった時の教え子です。先生に数学の勉強の仕方と楽しさを教わりました。熱血漢でとにかく時間を忘れるくらい数学を楽しく教えてもらいました。
小学校時代は算数が苦手科目だった私が、中学校でこの先生と出会い数学の学力が信じられないほど上がりました。そして中3には進学塾でも上位の成績になりました。高校受験では雲の上の存在であった早慶付属高校に全勝できたのです。

私の人生を大きく変えていただいた恩人です。そして、私の弟もこの先生のお陰で早慶高校に全勝できました。先生の数学の指導はとにかく凄いです。この先生を知っている私だから、この塾の早慶以上の高校の合格率が異常に高い理由がよくわかります。
「塚本数学クラブ」の指導方針
●板書主義
テキストはあくまで補うものという考えのもと、1回の授業の半分から3分の2は板書による授業です。板書しながら押したり引いたりというのが授業の実際です。教師は一回の授業のためにテキスト作りの時間は別にして、7〜8時間は研究、予習をしているそうです。

●跳び箱方式
「跳び箱に例えると、練習すれば誰でも跳べる段数をしつこいくらい繰り返し、繰り返し取り組みます。スムーズに跳べるようになり自信と余裕が生まれたころに、高い段数のおいておきます。自信のついた子どもは、高い跳び箱を狙います。高い跳び箱を飛ぼうとする時はなるべく教えません。跳ぶ時の体の使い方を徹底して体得させる。その先は教えず見守ります。子どもは自分で飛ぶことができるようになるのです。」私も塚本数学クラブの塾長にこのように指導していただきました。
●予習をやめない教師
毎回6~7時間かけてテキストを手作りします。テキストを見せていただいたことありますが、本当に手作り感ある教材です。

●読書で心を鍛える
塚本数学クラブでは、「学問は人間性の上でしか本当には花開かないもの」という考えのもと全員が読む課題図書を指定しています。
<授業内容>
- 対象:小6から中3
- 数学・英語・国語
- それぞれ週1回授業 月4回
- 1回の授業時間は3時間
※内容・時期により1・2年生では4時間、3年生は5時間におよぶこともあります。
<入塾までの流れ>
電話で相談した後、約3時間の面接で高校受験に向けての勉強の仕方等の話があり入塾可否が決まります。

早慶高校に絶対入りたくて東京大田区久が原まで通塾できる方には本当におすすめです。私の息子は本当に残念だったのですが、通塾に2時間近くかかるので諦めました。
\公式サイト/

2位:早稲田アカデミー
「早慶高校受験に強い塾」の第2位に選んだのは「早稲田アカデミー(通称:早稲アカ)」です。私の息子も小6の3月から通塾してお世話になりました。関東に展開する名門進学塾で難関校への合格者を多数輩出している学習塾として有名です。
早慶高校受験に強い塾に選んだ理由
●早慶付属高校の合格実績が断トツ
「早稲田アカデミー」のホームページ上での発表では、2021年早慶付属高校の合格者1,748名という驚異の合格者数です。早慶付属高校の2021年の定員数は1,610名ですから、合格者数実績では断トツの実績といえます。私の息子も小6の3月から高校受験を目指して通塾させました。

●優秀なライバル達と切磋琢磨できる
クラスは大きく分けると早慶・開成・日比谷・国立を目指す選抜クラス「(T)特訓クラス」と「(R)レギュラークラス」があります。クラス分けは定期的に行われるテスト結果をもとに行います。早慶高校を受験する生徒の大半がこの塾に通塾します。
同じ目標を持ったライバルに負けたくないという気持ちは、モチベーションアップにつながります。激しい競争が生徒達のエネルギーとなって、一層の努力を引き出してくれます。

また、早慶高校を受験する生徒の大半が公開テストを受けます。公開テストは定期的に行われますので自分が早慶高校の合格圏内にいるのか自分の実力を知ることができます。
もう一つの特徴として、かなり宿題がでることが上げらます。(私の息子にはもっと出してほしかったのですが・・・)、ただ宿題に追われているだけの状態に陥ってしまう子もいるので注意です。

必修テストとか選抜テストを頻繁に受けるため、テスト慣れしていきますので本番でも力を発揮できます。テストの成績は公式サイトのマイページで管理することができます。早稲アカ独自の偏差値の推移を見て自分の実力を知ることができます。
●個別の相談やサポートも充実している
保護者会が定期的に行われ、最新の入試情報を提供してくれます。また、個別の面談や電話でのフォローもあり、講師と保護者のコミュニケーションを大切にしてくれます。一人ひとりしっかりと面談を行い授業の受け方や家庭学習の方法などもアドバイスしてくれます。

生徒数は多いですが手厚いサポートです。私も息子の勉強方法で何度も相談させていただき大変お世話になりました。なお、弱点を補強してほしい生徒向けに早稲田アカデミーが運営する個別指導塾「早稲田アカデミー個別進学館」があります。
早稲田アカデミー「2021年 早慶付属高校の合格実績」
早慶附属高校の定員を上回るほどの合格実績を挙げています。早慶付属高校の合格者大半が早稲アカ生ということに驚きです。
合格者数 | 定員 | |
早慶附属高校合計 | 1,748 | 1,610 |
慶應義塾 | 299 | 370 |
慶應志木 | 302 | 230 |
慶應女子 | 86 | 100 |
慶應湘南藤沢 | 48 | 50 |
早大学院 | 294 | 360 |
早稲田実業 | 139 | 180 |
早大本庄 | 580 | 320 |

早稲田アカデミーに通塾するなら知っておきたいこと
●それなりに費用がかかる
早稲田アカデミーの料金は一般的な学習塾と比較するとやや高いです。中3で受講料3科目約26,400円~37,950円かかります。その他に年会費2,900円/ 月・教材費・必須テキスト代がかかります。夏期講習・冬期講習は基本料金とは別料金です。それに中3になると、必勝志望校別コース等のオプションコースがあります。

私3の受験前に実際にどれくらい費用がかかるのか確認しておきましょう。私の息子の場合、中3夏期講習を受けた月は約15万円、それ以外の月も色々合わせて10万円位かかったと思います。
●早稲田アカデミーに在籍しているだけでは早慶に受からないことを肝に銘じておくこと
「早稲田アカデミー」は大手塾で生徒数が多いので、1位でおすすめした「塚本数学クラブ」と比較すると合格率という面では大きく劣るります。他を圧倒するほどの合格実績を挙げる塾なので早慶高校合格するためのノウハウとカリキュラムは信頼できます。首都圏内に教室もたくさんありますのでなるべく自宅から近い教室を探しましょう。多くの先生がいると思いますので、子供に合った先生に出会えるといいですね。

早稲田アカデミー中学生コースの学習目的
早稲田アカデミーの中学生コースは学年別に学習の目的があります。
- 中学生1年生では、「部活との両立」を念頭に学習習慣をしっかりと身に付け、難関高校が求める力を効果的に伸ばします。
- 中学2年生では、高校入試に向けた土台を築き、一段上を目指す実戦力を高めます。
- 中学3年生では、ゆるぎない基礎力を確立し、どんな入試にも対応できる応用力を養成します。

【中1・2】
- 中学1・2年生対象コース
- 最難関公立高校合格コース(Kコース)
【中3】
- 中学3年生対象コース
- 最難関公立高校合格コース(Kコース)
- 作文コーステストゼミコース(英語・数学)
【オプションコース】
- (中3)必勝志望校別コース
- (中2)必勝ジュニア
- (中1~中3)English ENGINE
早慶高校を目指す方であれば、「早稲田アカデミー」なしでは考えられないほどだと思います。
\公式ホーム/
[必見]
早慶高校合格を目指すなら「中学生新聞」の購読をおすすめします!
早慶高校入試で点差がつく数学がポイント
数学は得手不得手が大きく分かれる科目です。数学が得意な生徒はますます得意になる、苦手意識があると、なかなか成績が伸びないという特徴があります。

特に早慶高校入試では受験者の点差がつくのは数学です。国語は差がつきにくいので、英語を固めた上で数学の点数をどこまで伸ばせるかが合否を分けます。数学の受験勉強に重点を置くことは合格するポイントでもあります。
私は小学校時代に算数が大の苦手で中学受験に全落ちしました。「塚本数学クラブ」の塾長の指導で成長して、高校受験の時には数学が大変に得意な科目になりました。そして、高校受験勉強では、どんな問題が出題されてもほとんど解ける自信がつきました。結果、自信を持って早慶高校受験に臨むことができました。
弱点は早めに克服することが大切
今回、紹介した「塚本数学クラブ」「早稲田アカデミー」ともに集団塾です。早慶受験に強くいので、早慶以上の高校を目指す方にはおすすめです。
しかし、通塾し始めて、勉強できるようになればいいですが、途中でつまずくこともあるかもしれません。また、苦手科目があって、やり方がわからないこともあるでしょう。なるべく早めに苦手を克服することが大切です。
課題克服や基礎を固める学習に「ネット塾(オンライン学習サービス)」の活用もおすすめです。私がおすすめするのは、自宅にいて中学校の全単元の授業から自由に選んで視聴できるタイプの塾です。月額約2,000円~3,000円と負担も軽いので塾との併用も可能です。
詳しくは 【高校受験勉強法】ネット塾活用が超おすすめ!慶應卒の父親がその理由を教えます! をご覧ください。

また、集団の授業だと、成績が伸びない子もいるでしょう。そのような場合、塾の授業科目た時間を出来るだけ減らして、家庭教師を探してみましよう。
今、家庭教師もオンラインの時代です。全国どこからでも授業を受けられます。先生の選択肢の幅も大変広がっています。苦手克服に「オンライン家庭教師」を活用しない手はないと思います。苦手家屋だけをお願いして克服出来たらやめるという活用方法もありだと思います。

早慶高校を目指すお子さまには、慶應大学や早稲田大学に在学中の学生講師(できれば早慶附属高校受験の経験)を探しましょう。問題の解き方だけでなく、志望校合格にむけて勉強の仕方も聞いてみることができます。モチベーションアップにつながるかもしれません。
私のブログでは「おすすめのオンライン家庭教師」を紹介しています。小学生向きに書いたブログですが、中学生でもおすすめは同じです。
詳しくは、【オンライン家庭教師】慶應卒の父親が厳選したおすすめ3選を教えます」をご覧ください。
早慶高校受験はライバルとの闘い
合格実績のある塾は、それなりに不要も高く負担になりますが、子どもの将来を決める一生に一度の高校受験ですから、合格実績にある塾に入塾させたいですよね。
ただし、忘れてはいけないのは、「合格実績のある塾に入るだけでは早慶高校に合格できると安心してはいけない」ということです。
早慶附属高校に1校でも合格するためには、単純に考えると早慶付属高校の募集人数合計約900名(注)以内の実力がないといけないのです。自分がその実力に到達しているかを常に意識しておくことです。
(注)慶應・慶應志木・早大学院・早大本庄・早実募集人数合計は2021年・男子・一般入試の合計

そして早慶付属高校の中でも志望する高校に確実に入るためには300番以内の実力にいることが必要になります。早稲田アカデミーに通う場合も、早稲田アカデミーの生徒たちがライバルということを忘れてはいけないのです。
ライバルに勝って早慶高校に合格、しかも第一志望に合格したい方は、ぜひ私のブログの他の記事もご覧ください。兄弟で早慶高校全勝、子どもは早大学院合格、家庭教師の教え子も早大学院合格の私がライバル達に絶対負けない方法を伝授しています。
最後に(まとめ)
小学校時代に普通の成績でも、正しい受験対策で訓練すれば、早慶高校に合格できる可能性は十分にあります。その受験対策の中心となるのが塾ですが、考えておきたいのは、「塾で教わるのは何か?」ということです。

実は塾というのは合格に向けたきっかけづくりをしてくれるのであって、最終的には「いかに本人が頑張るか」がポイントです。学力が伸びるのは「教わる=インプット」より「自分で学習する=アウトプット」の時間をいかに確保するかだからです。
塾の先生の講義を聞いているだけでは、出来るようになりません。塾で習ったことをいかに自宅で取り組むかが大切です。したがって、塾で教わる時間ばかり多くても出来るようになりません。毎日、塾に通って勉強した気持ちになることの方がマイナスです。
それと考えていきたいことは、早稲アカや駿台模試の公開テストについてです。早稲アカに在籍すると何度も受けることになります。公開テストの目的は、自分の「今の実力を知ること」「テスト慣れすること」です。あまりたくさん公開テストを受ける必要はありません。むしろ、テストの結果が気になって、いい点数を取れたら取れたで安心してしまう。出来なかったら自信をなくす等のマイナス面もあります。

つまり、理想の受験対策は、塾の講習時間を短く、テスト回数も少なく、自分で勉強する時間を多く確保することです。塾の授業を受けたり、公開テストでいい点数を取れたというだけで安心しないことが大切です!
最後に、早慶付属高校を目指す皆さんにお伝えしたいです。早慶受験を決めたら、1校でも受かればいいというぐらいの気持ちで受験勉強するのは、絶対にやめた方がいいです。早慶附属高校は少なくとも3校以上は受験できます。「早慶に全勝して入りたい高校を選ぶこと」を目標にしましょう。

そのためには早めの対策、できれば小学校6年生から早慶高校受験準備が出来れば、小学校時代に普通の成績の子でも合格できる可能性は十分あります。ぜひ、私のブログの他の記事も読んで参考にしていただければ幸いです。