自由研究や夏休みの宿題で新聞作ろうと考えている小学生の皆さんは必見です!新聞の作りのコツと記事の書き方を教えます!
この記事では、初めて新聞を作る方にもわかるように、小学生新聞の作り方を紹介します。参考になれば幸いです。
新聞作りのコツ
皆さんが生活している中で「おもしろいな」「すごいな」「不思議だな」と思ったことはたくさんあると思います。そんな出来事を家族や友だちなど周囲の方に伝えるのが新聞です。文章だけでなく写真・イラストを使って工夫することでより正確に伝えることができます。皆さんの工夫次第です。
新聞は見やすさが命です。いくらいい記事でも見やすくなければ読まれません。いちばん伝えたい記事は目立つように大きく書くなど、読みやすさを考えてレイアウトを工夫することが大切です。写真やイラストもうまく組み入れるといいでしょう。
- 文字のサイズ
- 記事の順番
- 写真・イラスト活用
- かこみ記事の配置
新聞コンクールの過去の入賞作品を参考にしよう
小学生向けの新聞コンクールがいろいろと開催されています。初めて新聞を作る方は、過去の入賞作品を参考にしましょう。入賞作品は記事の内容だけでなく、読者に読んでもらうための工夫がされています。入賞作品を見て新聞のイメージを作りましょう。
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新聞の事前準備
新聞作りで必要なものを紹介します。筆記用具と新聞の台紙が必要です。新聞に掲載するための写真撮影が必要なものは自宅にあるものを使いましょう。新聞の台紙となる四つ切の画用紙の他、シンプラルな新聞作りなら市販の専用台紙を使うといいでしょう。
- 鉛筆や色鉛筆
- サインペン
- 消しゴム
- ハサミ・カッター・のり・定規
- 新聞台紙・四つ切画用紙
小学生新聞の作り方
さあ、それでは新聞作りを始めていきましょう。新聞作りの順番を説明します。
① 新聞のテーマを決める
まず初めに何についての新聞を作るかテーマを考えましょう。そして誰に伝えるかを決めます。
学校のみんなに向けた新聞なら、学校行事のことや地域のことをテーマにするのがいいと思います。クラスの新聞なら授業のこと、遠足や修学旅行などクラス内のことをテーマに絞るのもいいいと思います。
② 新聞の全体イメージを決める
テーマが決まったら新聞の全体イメージを決めましょう。新聞名は皆さんが愛着を持てるような名前がいいでしょう。その他、決めることは次の通りです。
- 新聞名(題字・題号)
- 全体のイメージ
- サイズ(A3・A4)
- 文字の大きさ
- ページ数
- 全体のイメージ
③ 新聞のレイアウトを決める
新聞のイメージが決まったら、レイアウトを決めましょう。見出し・記事・写真イラストをどの位置に置くかレイアウト考えましょう。一番伝えたい記事を一番目立つ場所に配置するのがいいでしょう。清書する前に下書きを鉛筆で書いていいきましょう。
- 記事の順番を考える
- 記事の分量を想定する
- 見出し・写真・表グラフの配置を考える
- 記事を書く枠を決めておく
【新聞のレイアウト】
■新聞名(題字)
新聞の顔です。新聞のイメージを決めますので、イラストを入れて文字をデザインしましょう。
■発行日・発行者
新聞の発行日と発行者の名前(学校名・学年・名前)
■かんざし
新聞の上に書く新聞名・発行号数・日付
■見出し
いちばん最初に目に触れるのが見出しです。記事の内容が一目でわかるように大きめの文字で書きましょう。なるべく短い言葉でコンパクトに書くのがコツです。
■トップ記事(リード文)
新聞紙面の中でいちばん伝えたい記事です。概要をまとめたリード文を書いて記事を書くといいでしょう。
■セカンド記事
2番目に伝えたい記事です。
■イラスト・写真
イラストや写真は必須です。記事の内容が一目でわかるイラスト・写真を選びましょう。記事によっては写真ではなく図・表を入れるのも方法のほとつです。
■イラスト・写真説明
イラスト・写真をより正確に伝えるために補足の説明文を書きます。
■編集後記
新聞作りをして作者の感想を書きましょう。
【見やすい新聞作りのコツ】
繰り返しになりますが、新聞は見た目が命です。レイアウトを工夫することが大切です。見やすい新聞つくりのまとめです。
- 重要なことは大きな見出しに
- 見出しを記事の近くに配置
- イラスト・写真には説明文をつける
- 写真やグラフで目を引く
- 段罫(だんけい)を引く
- 縦と横を上手く組み合わせる
※段罫とは記事の中の細い横線のことです。新聞を縦書きで作る場合は、読みやすくするように横線を引きます。
④ 新聞記事の内容を考える・ネタを見つける
新聞記事の内容はどうしようか?難しく考えることはありません。日頃見たり、聞いたりしたことで、友達や先生、家族に知って欲しいなと思うことを記事にすればいいのです。知って欲しいと思うことを記事にすることが大切です。次の項目をヒントにネタを考えてみましょう。
- これはスゴイと感じたこと
- これは面白いと思ったこと
- これは不思議と思ったこと
- 世の中で起きていること
- 学校や地域で話題になっていること
- 自分が気になっていること
- 読者に知ってほしいこと
⑤ 取材をする
記事の材料となる情報を収集するために取材します。本やインターネットで調べたり、話を聞いたりしましょう。百聞は一見にしかず。現場に行って自分の目で見て感じたことを記事にすることが大切です。現場に出向いたら写真を多めに撮影しておきましょう。
- 人に話を聞いてみる
- 実際の現場に行ってみる
- 図書館や本屋で調べる
- インターネットで調べる
【取材のコツ】
- 納得するまで調べ、出来る限りたくさん情報を集める
- 感じたことは何でもメモして残しておく
- 事前に取材することを下調べしておく
- 5W1Hを意識して情報収集する
※5W1Hとは、いつ・どこで・だれが・なにを・なぜ・どのように・どうした
新聞記事を書くコツ
新聞記事はいきなり清書するのでなく、まず鉛筆で下書きをします。新聞記事は読みやすい文章で正確に書くことが大切です。下書きが出来たら、先生・家族・友達に見てもらいましょう。
[記事を書くコツ]
- 最初に一番伝えたいことから順番に書く
- 初めに結論を伝え、順番に説明するというのも方法です
- リード文で記事の中で最も伝えたいことの要約する
- 具体的な説明を記事にする
- 伝えたいことを正確にわかりやすく文章にする
- 文章の終わりを「です」「ます・です」「だ」「である」等 統一する
- 誤字・脱字がないように気をつける。特に人名は間違わないようにしましょう。
[参考]
「いっしょに読もう! 新聞コンクール」一般社団法人日本新聞協会
「いっしょに読もう!新聞コンクール」とは、日本新聞協会が主催する小・中・高校生向けの新聞コンクールです。「新聞の面白さ、読むことの大切さを知ってほしい」「新聞を好きになってほしい」という願いを込めて実施されます。
関心・興味のある新聞記事を選んで切り抜いて専用の応募用紙(ワークシート)に貼り、記事を選んだ理由と記事を読んだ自分の感想や意見を記入して応募するものです。チャレンジしてみましょう!
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最後に(まとめ)
今回は、小学生の新聞作りの方法とコツを紹介しました。新聞は見た目が命ですが、一番大事なのは「本当に読者に伝えたい!」という強い気持ちを持つことです。
気持ちがあると自然と新聞に表現されます。きっとその気持ちは読者に伝わるでしょう。この記事が小学生の皆さんの参考になれば幸いです。
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