【慶應高校と慶應志木】慶應卒の父親が徹底比較した

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 慶應に入りたい!子どもを慶應に入れたい方は必見です。私は慶應義塾高校から慶応義塾大学に進学しました。慶應高校と慶應志木を徹底比較して、自らの体験も含めて特色をまとめました。

 

 

この記事を読むと慶應高校と慶應志木のどっちに入りたいか?わかると思います。高校受験で慶應志望の方の参考となれば幸いです。

 

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慶應義塾大学の付属高校

 

 慶應の付属高校は次の5校があります。

 

  • 慶應義塾(=慶応高校、通称:塾高)
  • 慶應志木
  • 慶應湘南藤沢
  • 慶應女子
  • 慶應ニューヨーク学院

 

慶應湘南藤沢は関東県外の生徒しか受験できないので、ここでは慶應志木と慶應義塾の違いについてお話したいと思います。慶應は慶応とも表記されます。慶応高校といえば慶應義塾高校のことです。

  

 

慶應義塾高校(通称:塾高)は神奈川県港北区にあります。慶應志木高校は埼玉県志木市にあります。いずれも慶應義塾大学に100%近く進学できます。学部毎の推薦枠の割合もほぼ同じです。

 

慶應大学への進学実績

 

 卒業生は、学校長の推薦により、慶應義塾大学のいずれかの学部に進学することが認められます。ご覧のとおりほぼ全員が慶應義塾大学へ進学できます。

 

 

進学する学部は在学中の成績を全体的に評価して出席状況や授業への意欲などと総合して最終決定されます。慶應義塾の一貫教育校のため、他大学を受験する際は慶應義塾大学への推薦を辞退しなければなりません。

 

(2020年度卒業生の学部別推薦人数)

         慶應高校 732名慶應志木 255名
文学部20名13名
経済学部210名80名
法学部224名74名
商学部95名19名
医学部22名7名
理工学部100名50名
総合政策24名4名
環境情報27名5名
看護医療0名0名
薬学部4名0名

                  

                      

慶應高校と慶應志木の特色

  

 慶應高校と慶應志木は同じ慶応大学の付属高校ですが特色があります。主な特色は以下のとおりです。

 

慶應高校と慶應志木で異なること

 

●生徒数(規模)

 

慶應高校は生徒数約700名にマンモス校です。クラスも18クラスありA~R組まであります。慶應志木高校は生徒数約250名と慶應高校の半数以下です。

 

 

●内部進学者の割合

 

慶應の付属中学校(慶應普通部・慶應中等部)の内部進学者の95%以上は慶應高校に進学します。慶應高校では内部進学者と高校受験で入学する外部入学者の割合が半々になります。

 

内部進学者の約350名のうち100名が付属小学校(慶應幼稚舎)からの進学者になります。一方、慶應志木高校は付属中学からの内部進学者はほとんどいません。

 

 

●キャンパスの広さ

 

慶應高校も慶應志木もキャンパスは広大で自然豊かな中にあります。特に慶應高校は神奈川県港北区日吉の慶應義塾大学と同じキャンパス内にあり、大学とも施設を共有しており、より広大なキャンパスです。

 

全国レベルの体育会系クラブ

 

慶應高校と慶應志木はともにクラブ活動が大変活発です。特に慶應高校は、推薦入試で全国レベルのスポーツの実績を挙げた学生が入学します。野球部やラグビー、アメフト等は全国レベルの強豪校です。その他、国体レベルの実力のあるクラブも多くクラブの種類が多いことが特色です。

 

 

●入試の難易度

 

應志木高校は埼玉県の学校のため早慶付属高校の中で一番早く入学試験が行われます。そのため、難関私立の開成高校や国立大学付属高校と併願する受験者が大変多くなり、入試問題も独特な難問が出題されます。そのため、入試難易度・偏差値が高く出る傾向にあります。

 

●制服

 

慶應高校は学ランです。一方、慶應志木高校は私服もOKです。

 

         

                    

慶應義塾と慶應志木の共通点

 

●慶應義塾大学へほぼ全員が進学できる

 

大学受験がない。留年さえしなければ慶應義塾大学に進学できます。普通に勉強をしていれば、慶應義塾大学へ進学できます。学部毎に推薦枠があり、3年間の学校の成績で上位から学部を選ぶことができます。

  

 

【注意!】各学年で年間の成績が著しく悪いと、進級できないことがあります。毎年、数名単位で留年する生徒がでます。今も同じかもしれませんが、私が慶應高校に在籍した当時は、クラスに2~3人は留年生がいました。中には高校生活を6年間過ごした方もいます。ちなみに2年連続で留意して退学となった方もいました。

 

●自由のやりたいことに打ち込める

 

大学受験がなく、最高の教育環境とクラブ活動の施設が揃っています。大学受験がないため、やりたいことに思い切り打ち込めます。夏休みと春休みの期間が非常に長く、自由な時間が十分にあります。一方で大学受験がないため、勉強をする機会が極端に減り、油断していると学力が相当落ちてしまうので注意が必要です。

 

●校則がほとんどない

 

 校則=法律って言えるぐらいない。スマホ・パソコン持ち込み可能。髪型も自由です。

  

 

●校舎

 

新しくありません。(一部 新しくなっているようですがよくわかりません)

 

●いじめの少なさ

 

皆んな大人です。自分と合わない人とが距離をとって対応するので、いじめが大きな問題にまで発展した話は聞いたことがないです。というより、いじめをするような無駄な時間は費やさないでしょう。

 

 

 慶應義塾高校(慶応高校)慶應志木高校
所在地神奈川県港北区埼玉県志木市
生徒数1学年約700名 18クラス1学年約250名 6~8クラス
内部進学者1学年の半分が内部進学者 内部進学者の約100名が慶應幼稚舎(小学校)  学年で10名程度
高校での募集人数約330名(帰国含む)40名(推薦) 約190名(一般)40名(推薦)
クラブ活動推薦枠でスポーツ優秀者が入学。野球・ラグビー等 全国レベルの強豪。強豪のクラブ活動はない
校舎慶応大学日吉キャンパスと同じ敷地にあり相当広い。埼玉県志木市にあり広いが大学と一緒でないため、慶應義塾ほどではない。
勉強独立自尊の精神なのか、課題はほとんどない。自ら勉強していかないと。課題がかなり多い。相当、勉強させられるらしい。
制服学ラン(私服禁止)普通の学ランあるがほぼ私服
校舎古い古い
共通点普通に勉強していれば大学に進学できる。 ただし、数%が留年するので注意  ほとんど校則なしで自由。 夏休み・春休み期間が長い。

     

     

     

慶應高校と慶應志木の選び方

 

慶應高校と慶應志木の特徴を踏まえて、どちらを選ぶのか選び方の視点をお話しします。志望校選びの参考としてください。

 

選び方の視点

  

  • 慶應高校は神奈川県にあり慶應志木は埼玉県のため自宅から近い方を選択
  • 自分はスポーツに自信があって、体育会系クラブで全国レベルの活躍をしたい方は慶應高校
  • 慶應幼稚舎出身の慶應ボーイと交流したいなら本流の慶應高校
  • 外部進学者が多い中でより学力が高い中で切磋琢磨して成長したいなら慶應志木
  • クラブ活動でなくクラスの結束力を大切にしたいなら生徒数少数の慶應志木

  

  

 

慶應高校をおすすめする人

 

慶應の本流の付属高校と言えば、「慶應高校(慶応高校とも表記される)」になります。慶應幼稚舎・慶應中等部・慶應普通部の内部進学者の大半が慶應高校に進学します。いわゆる慶應ボーイがいるのが慶應高校です。

 

慶應高校には、親がお医様や企業の社長、資産家という家庭の生徒が大勢います。いわゆるお金持ちの子が多いです。そんな慶應ボーイも多い「ザ・慶應」の中で学生生活を送りたいのであれ慶應高校がおすすめです。スポーツ全国レベルで学校の成績もいい方は、慶應高校の推薦枠があります。

 

慶應志木をおすすめする人

 

慶應志木は開成や国立大学付属高校を目指していた方が、併願校として慶應志木に入学する方が多くいます。また、入試の難易度が高く、慶應高校より入るのが難しいという印象があります。

  

 

一学年約250人という学校規模なので、自己表現の機会や落ち着いた環境の中で学習できます。アットホームな環境を好まれる方は慶應志木がおすすめです。

 

※いずれにしても、入試の難易度・偏差値の高さで慶應志木を選ぶという選択はおすすめできません。同じ慶應義塾大学に進学できるので、特色を理解して選んでください。

  

 

ちなみに私は「慶應の本流」「ザ・慶應」「慶應ボーイ」に憧れて慶應高校を選択しています。自分のやりたいことを見つけて打ち込むことが出来れば、最高の高校生活を送れると思います。

          

              

慶應高校の知っておきたいこと

 

私も卒業した慶應高校は素晴らしい学校ですが、知っておきたいことについてお話します。

 

●規模が大きいこと

 

生徒数が約700名と規模が大きいため、クラブ活動以外との友人ができにくいということがあります。1学年18クラスで毎年クラス替えがあります。担任の先生も変わります。私も3年間在籍しましたが顔も名前も知らないという同級生はたくさんいました。特に高校からの外部入学者はクラブに入らないとクラスメイトだけで友人は作りにくいです。

  

 

●学校行事が今一つ

 

体育祭や学園祭(日吉祭)運動会は独立自尊の精神で運営も参加も生徒に任されています。運動会は自分の参加種目だけ参加して帰ってしまう生徒も多かったです。学園祭(日吉祭)には大勢の方が来場しますが、生徒の参加は自由で体育会のクラブも通常通り練習があり参加しない方も多かったです。行事はやりたい人はとことんやれるし、やりたくない人はとことんサボれるというイメージです。

 

●学校の授業が物足りない

 

外部入学で高いレベルで勉強してきた方は、中学生時代を受験勉強せず過ごしてきた内部進学者に比べると学力面で大きく優っています。また、様々な先生がいますが、受験勉強でお世話になった塾の授業に比べると、数学・英語の授業には物足りなさを感じるでしょう。私の時は、つまらない授業もいくつかありました。

  

 

●体育会系のクラブは練習が厳しい

 

体育会系クラブ活動の多くは練習が大変ハードです。特に野球部・ラグビー部・アメフト部・テニス部など全国レベルのクラブ活動は特にハードです。推薦枠で入学したスポーツ優秀者や内部進学者は中学校3年間で体を鍛えています。一般試験の外部入学者がこれらの体育会系クラブでメンバーになるのは難しいと思います。体育会系のクラブ活動の種類は多いですが、外部入学者が入部してすぐについていけるクラブが少ないのも事実です。

  

 

●留年に注意

 

高校受験の外部者は留年することはほとんどないと思いますが、自由すぎる程に自由で、甘く見ていると学校の成績が悪くなり留年する可能性があるので注意が必要です。

 

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最後に(まとめ)

 

慶應高校と慶應志木についてお話しました。皆さんはどちらに行きたくなりましたか?

  

 

慶應を志望される方は両方受験されると思いますが、ぜひ、両校の特色を理解されて志望順位を決めましょう。両校の特色を確認していくと、さらに行きたいという気持ちが強くなって受験勉強にも熱が入るでしょう。

 

慶應高校も慶應志木高校の素晴らしい学校です。

 

最高の環境で自分の好きなことに打ち込め、最高の高校生活を送れるでしょう。また、慶應義塾大学には就職にも強い学校です。

 

 

慶應義塾大学に進学できれば、より良い人生になることでしょう。慶應高校と慶應志木は、人気がある難関校です。

 

入試問題も相当な難問が出題されます。出題内容もその年によって変わりますし、合う合わないがはっきり出るので、塾の模擬試験の結果、偏差値、順位はまったく当てになりません。とにかく、必死に勉強することです。

 

勉強の仕方、塾の選び方、弱点の克服、参考書などこのブログに私のノウハウのすべてを記載していますので、参考にしていだだければ幸いです慶應高校・慶應志木を両方合格して、どっちにするか選択する時が来ることを祈念しております。