中学生のお子さまにスマホを持たせるかお悩みのお父さま・お母さまは必見です!
友人はスマホを持っている・・・
スマホに夢中で成績が悪くならないか・・・
いじめやトラブルに巻き込まれないか・・・
買ってあげたいけどお金がかかるし・・・
慶應卒の父親が中学生の所持率等の「中学生のスマホ事情」を徹底調査しました。中学生の子どもにスマホを持たせる際の注意点やルールの設定例も紹介します。
そして最後に私の超おすすめの格安スマホも紹介します。
中学生のスマホの所持率
中学生のスマホ所持率
79.3%
※2021年度総務省調査
中学生のスマホの所持率は年々上昇して令和2年度では79.3%になっています。ちなみに高校生の所持率は98.9%で、ほぼ全員が所有しています。
※出典:令和2年度 青少年のインターネット利用環境実態調査結果(速報)(R3年2月内閣府)
中学生のスマホの利用状況
まず、中学生はスマホのインターネットで何をしているのか調べてみました。情報検索や勉強で使ってくれるといいのですが、ゲームの割合が多いのが気になります。
[利用内容]
動画視聴 | 86.2% |
ゲーム | 79.0% |
コミュニケーション | 77.2% |
音楽 | 71.6% |
情報検索 | 63.1% |
勉強等 | 49.3% |
ニュース | 36.0% |
※出典:令和2年度 青少年のインターネット利用環境実態調査結果(速報)(R3年2月内閣府)
中学生のスマホの使用時間
次に中学生のスマホのインターネット使用時間を調べてみました。趣味や娯楽での使用も含めて199.7分と平均3時間を超えています。3時間以上利用する中学生が半数以上います。少し長いのが気になりますね。
インターネット平均利用時間
199.7分
3時間以上利用する人の割合
52.0%
※出典:令和2年度 青少年のインターネット利用環境実態調査結果(速報)(R3年2月内閣府)
スマホを持たせたきっかけ
中学生の子どもにスマホを持たせた主なきっかけは次の5つです。
- 子どもと連絡を取るための手段として
- 部活・塾・習い事で帰りが遅いので
- 友人の多くがスマホを持っているから
- 動画視聴やゲームをしたがるので
- 情報収集や学習に上手に活用してほしい
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
1.子どもと連絡を取るための手段として
中学生になると行動範囲が広くなります。いつでも子どもと連絡をとれる手段としてスマホを持たせたいと考える保護者の方も多いでしょう。
LINE等のコミュニケーションアプリは家族間の連絡ツールとして使用している家庭もとても多くなっています。スマホが緊急時や災害時にも連絡手段として役立ちます。
2.部活・塾・習い事で帰りが遅いので
中学生になるとクラブ部活動や塾・習い事で帰りが遅くなることが多くなります。スマホがあれば、子どもと連絡を取る時も便利です。スマホのGPS機能を利用すれば子どもの位置情報を把握することもできます。
子どもの安全を確認したいという理由がスマホを持たせるきっかけになっています。
3.友人の多くがスマホを持っているから
クラスの友人や知人がスマホを持ち始めたことがきっかとなることが多いようです。友人とのコミュニケーションツールとしてスマホを使いたいと子どもに言われてスマホを購入を決めた人も多いでしょう。LINEを使う中学生が増えているのです。
4.動画視聴やゲームしたがるので
インターネットでは、動画を見たり、音楽を聴いたり、ゲームをしたり、中学生が関心のある事がたくさんあります。趣味や娯楽のためにスマホを持ちたいと思う中学生は多いでしょう。
5.情報収集や学習に上手に活用してほしい
スマホがあればいろいろな情報を収集することや最新のニュースに触れることができます。また学習アプリ等で学習にも活用できるので、スマホを学習にも上手に使って欲しいという保護者の方も多いでしょう。
スマホを持たせるメリット
子どもにスマホを持たせる主なメリットは次の4つがあります。
- 子どもの安全確認ができる
- 友人とのコミュニケーション力が向上
- 情報収集力が向上
- 世の中の動き・流行に遅れない
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
[メリット]
1.子どもの安全確認ができる
スマホがあると緊急時でも子どもと連絡がとれます。また、GPSで子どもの居場所を確認できます。スマホは子どもの防犯対策に非常に役に立ちます。クラブ活動や習い事で帰宅時間が遅くなってスマホがあれば安心です。
2.友人とコミュニケーション力が向上
友人とLINEやメール等SNSを通して気軽に連絡を取り合えます。子どもの交友関係を広げる有効なコミュニケーションツールになります。
3.情報収集力が向上
インターネットで検索するとさまざまな情報が手に入ります。何かわからないことがあっても自分で調べる習慣がつきます。
4.世の中の動き・流行に遅れない
「YouTube」「TikTok」「LINE」は中高生の間で流行しています。最新の流行についていけます。
中学生の子どもにスマホを持たせる心配事
中学生の約80%がスマホを持つ時代になりました。スマホを持っているととても便利で生活が豊かになります。スマホにはたくさんのメリットがあります。
一方、スマホには様々な危険が潜んでいます。SNSいじめやスマホ依存症が社会問題として取り上げられています。スマホを持つデメリットも多いのです。
お父さま・お母さまにしてみれば、スマホを持たせることに心配は尽きないでしょう。心配ごとがたくさんあるため子どもにスマホを持たせることを躊躇している保護者の方も少なくはないようです。
[インターネット利用のリスク]
・ネット依存・いじめ・なりすまし・個人情報流出・著作権・肖像権の侵害・誘い出し
[こんなことが心配]
- スマホ使い過ぎで生活リズムが乱れる
- 成績が低下する
- SNSいじめやトラブルに巻き込まれる
- 誹謗中傷を受ける、誹謗中傷する
- 仲間はずれやいじめの被害者になる
- 有害サイトの閲覧
- ゲームなどでの行き過ぎた課金
- ネットショッピングで散財
- ネット詐欺に引っ掛かる
子どものインターネット利用に関する保護者の取組
子どもがスマホを利用するにあたって約86%の保護者が子どものネット利用を管理しています。スマホルールを子どもと決めておくことは必須と言えます。最初が肝心なので、忘れずにルールの約束を決めましょう。
[保護者の取組]
- 目の届く範囲で使わせる(33%)
- 時間や場所を指定している(38%)
- 子供向け機器を使わせている(15%)
- フィルタリングを使用(47%)
- その他の方法で管理(6%)
※出典:令和2年度 青少年のインターネット利用環境実態調査結果(速報)(R3年2月内閣府)
インターネットのフィルタリングの必要性をご存じない方も多いようです。スマホ・インターネットはいろいろな危険が潜んでいます。インターネットは知らない人や危険な人にもつながっています。
また、アダルトサイト・暴力的なサイト・犯罪を助長するサイトなど有害サイトが多く存在しています。このような危険から子どもを保護する対策が必要になります。
不適切なサイトへのアクセスを防いだ入り、油外なアプリのダウンロードをブロックするフィルタリングの対策が必須と言えます。スマホを安全・便利に使うためにもしっかり設定しておきましょう。
参考
中学校へのスマホの持ち込が条件付で容認
これまで、スマホ・携帯電話の中学校への持ち込みについては、遠距離通学等の事情がある場合以外は原則禁止されていました。
災害や犯罪発生時の緊急連絡手段として必要という声が高まり、2020年7月に文部科学省が「中学校への携帯の持ち込み条件付きで許可する方針」を出しました。
<条件>
- 学校での管理方法と紛失時の責任明確化
- 学校や家庭による危険性の指導
- 学校と生徒らが協力したルール策定
- 閲覧対象を制限する「フィルタリング」を保護者の責任で設定
スマホルールの設定例
中学生がスマホを使う前にルールを設定することをおすすめします。ここではスマホ利用のルールの設定例を紹介します。最初が肝心なので、しっかりルールを決めましょう。
- スマホを使う時間や期間を制限する
- いじめさせない、されない環境をつくる
- SNS・ネットに個人情報を載せない
- 大切な事は口頭で伝える
1.スマホを使う時間や期間を制限する
スマホの使い過ぎにならないように、またマナーを守るという意味でスマホの利用する時間を決めておくことが大切です。中学生は勉強が第一です。スマホ依存症になってからでは遅いのです。
□ 人が話している時は触らない
□ 歩きスマホはしない
□ 食事中は触らない
□ 夜8時以降は使わない
□ 勉強中にはスマホを使用しない
□ テスト期間中はスマホ禁止
□ 自分の部屋に持ち込まない
参考:ネット依存症の恐怖
やめられない怖い依存症!ゲーム障害はひきこもりの原因にも 治療法について(NHK健康チャンネル2021年6月20日)
2.いじめさせない、されない環境をつくる
中学生の間で「ネットいじめ」の事例が発生しています。子どもがいじめに関与しないこともルールに盛り込んでおきましょう。また、子どもがネットでいじめに巻き込まれていないかを常に注意することが大切です。
□ 自分がされて嫌なことをしない
□ 他人の悪口や愚痴を書き込まない
□ 嫌なことがあったら親に相談する
3.SNS・ネットに個人情報を載せない
ネット犯罪が年々増加しています。ネットに慣れていない子供たちをネット犯罪に巻き込まれないようにするためのルールを盛り込む必要があります。
□ SNSに個人情報を載せない
□ 知らない人に顔写真を送らない
□ ネットで出会った人と会わない
□ 怪しいアプリを使わない
□ 個人情報を入力する際は相談する
4.大切な事は口頭で伝える
メールやLINEは便利なコミュニケーションツールですが、文字で伝えると誤解を招いたりします。また、相手の目の前で話にくいことをメールやLINEで伝えるという安易な考えで使用することが想定されます。
大切な事は口頭で伝えることが大切ということをルールに盛り込みましょう。
□大切な事は口頭で伝える
参考
スマホ依存症対策におすすめ
ロックの時間(最長999時間)を設定しておくと、設定時間まではボックスが開かない仕組みです。スマホ依存対策になり、勉強に集中できます。ゲームに熱中してしまわないように防止できるのでおすすめです。
中学生におすすめの格安スマホ
子どもにスマホを持たせると、お金もかかりますよね。家族全体でのスマホ料金を極力抑えたいものです。
\私のおすすめの格安スマホ/
私はまた最近、家族で格安の「楽天モバイル(Rakuten Mobile)」に切り替えました。以前に使っていたドコモやauと比べても、通信環境も全く問題なく使えています。料金設定に大満足しています。家族で月々数千円でも安くなれば嬉しいですよね。
中学生なら格安の「楽天モバイル(Rakuten Mobile)」がとてもおすすめです。
中学生なので外出先からの連絡はLINEを利用することが便利です。外出先でインターネットを外出先で使用する場面は少ないでしょう。
自宅にインターネット環境があれば利用するギガ数も少ない設定でいいと思います。子どもにはデータ通信量3GBもあれば十分ではないでしょうか?
私の家庭では家族合計でなんと月5,000円以内に収まっています。大手携帯会社を利用していたころから比べると月1万円以上も節約できました。
「楽天モバイル(Rakuten Mobile)」は、大手携帯キャリアの一角で信頼もできます。店舗数も増えています。わからないことがあれば、店舗に足を運べば丁寧に説明してくれます。サポート体制がしっかりしていて安心して使えることも「楽天モバイル(Rakuten Mobile)」をおすすめする理由の一つです。
参考までに
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最後に(まとめ)
今回は中学生のスマホ事情について詳しく紹介しました。中学生のスマホ所持率80%にもなっており、今や中学生には必須のツールとなっています。
中学生にスマホを持たせる際は、「スマホやインターネットに潜む危険」や「使い過ぎによるネット依存症」について、正しく理解した上で親子間の「スマホ利用ルール」をしっかり設定しましょう。
正しい使い方でスマホを有効利用できれば、日常生活において便利なコミニュケーションツールになるだけでなく、子どもの教育にプラスの影響を与えるでしょう。