子どもの安全は親の心配ごとの一つ。子どもが外出する時や学校行事のために1人で行動する時は気になるものです。
そんな時、子ども見守りGPSは頼れる味方となります。この記事では、子ども見守りGPSおすすめ5選と上手な選び方を解説します。
子ども見守りGPSの選び方
子ども見守りGPSを選び際のポイントは以下のようなものです。
■位置追跡精度
GPSデバイスの主な機能は子どもの位置を追跡することです。そのため、デバイスの位置追跡精度が重要です。正確な位置情報を提供するデバイスを選ぶことが重要です。
■バッテリー寿命
長時間バッテリーが持つことが好ましいです。子どもが外出している間にバッテリーが切れることは避けたいですし、頻繁に充電する必要がない方が便利です。
■防水性
子どもは外で遊ぶことが多いため、デバイスが水に濡れたり、雨にさらされたりする可能性があります。防水性のあるデバイスを選ぶことで、耐久性を確保し、デバイスの寿命を延ばすことができます。
■サイズと装着方法
子どもが快適に装着できるサイズのデバイスを選ぶことが重要です。デバイスが簡単に取り外しできるかどうかも確認しましょう。
■通信方法
デバイスがどのような通信方法か考慮する必要があります。一部のデバイスは、GPSと加入者識別モジュール(SIM)カードを使用して直接通信します。適切な通信方法を選択することで、カバレッジの範囲や通信コストが異なる場合があります。
■セキュリティ機能
子どもの安全を確保するための追加のセキュリティ機能があります。SOSボタンやジオフェンス機能(特定の範囲外に出ると警告を発する機能)等が搭載されていると便利です。
■アプリの使いやすさ
付属するアプリやウェブベースのダッシュボードの使いやすさも重要です。位置情報を簡単に確認できるだけでなく、必要な設定を簡単に変更できることが望ましいです。
■プライバシーとセキュリティ
デバイスがどのように子どもの位置情報を保護し、誰がアクセスできるかを確認してください。プライバシーとセキュリティが十分に確保されていることが重要です。
子ども用見守りGPSおすすめ5選
それでは、子ども見守りGPSおすすめ5選を紹介していきます。
MIXI「みてねみまもりGPS 第3世代」
子どもの行動がスマホに通知されるGPSトラッカーです。よく行く場所を自動で学習して発着情報をスマホに知らせてくれます。もし、毎日の行動範囲を外れた時にも通知してくれます。
収録された位置情報・移動履歴は3カ月保存されます。2000mAhのバッテリーを搭載していて1回の充電で最大2カ月使用できます。いざという時に電池が切れて困るという心配もありません。高品質のGPSの中では価格が安く人気があります。
KDDI あんしんウォッチャーLE
人気の子ども用GPSトラッカーです。初月は無料、2ヶ月目から月額料金が発生します。子どもの位置情報の追跡や地理的な安全区域の設定、緊急時の通知機能が含まれています。通話機能やテキストメッセージ機能も搭載されているモデルもあります。
月額料金にはサービスや機能の利用が含まれています。GPS・携帯電話の基地局・街の中の無線LANで位置を測位しているので正確に位置が分かります。最大2ヶ月長時間バッテリーで充電の手間不要です。電池残量が少なくなったらアプリに知らせてくれます。
どこかなGPS2 すみっコぐらし
すみっコぐらしのキャラクターをデザインに取り入れた可愛らしい子ども用のGPSトラッカーです。このGPSトラッカーは月額料金が6ヶ月間無料です。親がスマートフォンアプリから子どもの位置をリアルタイムで把握して安全区域を設定したり、緊急時に通知を受け取ることができます。
1回の充電で最大1.5ヵ月利用できるので、充電の手間がありません。SMSが受信できれば日本国内どの通信会社のスマホでも利用できます。 重さはわずか60gです。コンパクトなボディで防水にも対応しています。
BoTトーク こどもGPS
離れた場所でも子から親へ、親から子へトーク(声を録音したメッセージ)を無制限に送り合うことができます。ユーザー数も多く、人気の子ども見守りGPSです。
見守りAIが搭載されていて、子どもの行動を学習して自宅や学校などよく行く場所を自動学習します。子どもが到着すると居場所をチェックしなくても通知が届くので安心です。子どもが普段行かない所にいくと自動通知される機能も付いています。1度の充電で最長1ヶ月超持つロングバッテリーです。
+Style「まもサーチ3 」
丈夫でバッテリーが長持ちする点が特徴の子ども見守りGPSです。1回の充電で最大で8週間の見守りが可能です。子どもがどこに居るのか、どんな経路を通ったのか、アプリの地図上に表示されます。移動履歴は90日保存されます。
子どもがよく行くスポットをエリア登録しておくと、設定したエリアへ到着・出発した時、スマホに通知してくれます。複数人のスマホで使用しても、追加料金はかかりません。
子ども見守りGPSのメリットとデメリット
子ども見守りGPSにはメリットとデメリットがあります。メリット・デメリットを理解して使用しましょう。
子ども見守りGPSのメリット
■安心感の向上
親は子どもの位置をリアルタイムで把握できるため、子どもが安全であることを確認しやすくなります。緊急時に素早く対応することができるので親も子も安心感が向上します。
■子どもの安全確保
見守りGPSは子どもが危険な場所に入ったり、迷子になったりした場合に早期に対処するのに役立ちます。特に外出先や公共の場所で子どもが迷子になった時も活躍します。
■独立心の育成
子どもが見守りGPSを持つことで、親との信頼関係が築かれるので、子どもはより自立して行動できるようになります。
■学校や活動の管理
子どもが学校や習い事、スポーツなどの活動に参加する場合、見守りGPSを使って子どもの行動を追跡することで、安全性や適切な到着時間を管理することができます。
子ども見守りGPSのデメリット
■プライバシーへの懸念
見守りGPSは子どもの位置情報を追跡するため、プライバシーに関する懸念が生じる場合があります。子どもが個人的な空間を持つ機会が奪われる可能性があります。
■依存の促進
見守りGPSが常に利用されると子どもが安全な場所にいることに対する不安感が高まり依存心を育てる可能性があります。また、親も子どもの位置情報に依存するようになり、過剰な監視が起こる場合があります。
■技術の不具合
GPSデバイスやアプリには技術的な問題が発生する可能性があります。信頼性の低いシステムを使用すると、間違った位置情報が提供される場合があります。
■対処の困難
子どもが見守りGPSを持っていると、親は子どもが安全であると確信しやすくなりますが、逆に頼りすぎて他の安全対策を怠る可能性があります。見守りGPSは安全を確保する一つの手段であることを忘れないようにする必要があります。